Moroccan Movie 映画で見るモロッコ

映画で見るモロッコ

モロッコが舞台になった映画や国内で撮影された映画のロケ現場やみどころを添えてこれから紹介していきます。

概 要

日本ではまだまだ認知度は低いですが、モロッコでは沢山の映画が撮影されています。

その数は100、200本とも言われています。2004年にはワルザザードに、映画スタジオ(CLA STUDIOS)が建設され、ワルザザードはハリウッドと友好都市を結んでいます。

モロッコで一番初めに撮影されたのは、フランスのリュミエール兄妹により1897年に製作された短編映画モロッコの騎士」と言われています。

古い映画なので、現在では入手困難な映画です。それ以後、世界中の映画業界がモロッコに目をつけ多くの映画が撮影されてきました。

その大きな理由はモロッコが国を挙げて、映画撮影の誘致をしていることです。

地下資源等の貧しいモロッコにとって、撮影による雇用と収入は貴重なものです。

そのため、大掛かりな撮影も国からの全面的バックアップにより撮影が進められます。

以前、他国の映画の撮影でカサブランカ空港が使用された際、その国の空港に見せるよう舞台となる国の国旗が掲げてありました。

ここまでするにはやはりモロッコ王国のバックアップが不可欠となります。

モロッコが舞台の映画もありますが、それ以上に物語の舞台が他の国の設定で、モロッコで撮影されたというものもたくさんあります。

モロッコで撮影されていると知られてないものが多くあり、なかなかロケ地やシーンを見つけることが難しい映画も紹介します。

モロッコへ行ったことのある方は、どのシーンがどの街で撮影されたかをなどを探しながら、またこれからモロッコへ行かれる方は映画で下調べをして行くのもまた、楽しみが増えて面白いのではないでしょうか。

映画スタジオ(CLA STUDIOS)の外観
映画スタジオ(CLA STUDIOS)の外観

あと、おまけですが、古いけれど有名な映画に「カサブランカ」(1942年)があります。題名の通り、
カサブランカが舞台となっているのですが、撮影は全てセットで行われた為、モロッコでは撮影されていません。
しかし、映画にちなんで、カサブランカには「Rick’s Bar」と言うバーがあり、現在でも多くの観光客が訪れています。

これらの他にも「レジョネア」(1998年)、「モロッコへの道」(1942年)、「オセロ」(1942年)、「クンドゥン」(1997年)などなどたくさんあります。興味があれば一度ご覧下さい。